俺んちの裏には山が在った。なんの変哲もないただの山なんだが、詳細はそうでもなかった。
その山は村で、呪われていると噂されてたんだ。だから両親や祖父母からは「絶対に行くな」と念を押されたし、俺も流石に行かなかったんだ。
なんでも、山に入るとそれを期に良くないことが起きるらしい。それか、山の中で遭難(神隠し?)。
村では有名な心霊スポットであり、だれも行かない心霊スポットでもあった。でもそんな中、一定の人間だけは山へ行くことがあった。
それはいわゆる旅行客。恐らく、この村内だけの噂だったんだと思う、山が呪われているってのは。
村にはなんのお土産屋もないし、正直言ってなぜにこの村に旅行客が来るのかそれがなんとも疑問だった。そして山へ行くことも疑問だった。
しかしだ、旅行客は山へ入ってなにも起きなかったかのごとく降りてくる。いや、実際なにも起きなかったのだろう。
旅行客が言うには山の奥に、廃れた神社があったそうだ。ほかの旅行客も口々にそう言ってたから本当なんだろうなあと俺も思った。
某日、学校で友達が山の奥の神社の話を俺にした。友達が疑問に思ったらしい、なぜ神社がある山が呪われているのか、と。
俺も言われて気付いた。確かに変なもんだと思った。そこで友達は提案したんだ、山へ行こうってね。
多分、その時の俺に恐怖心なんてものはなかったと思う。なぜなら、旅行客はだれひとりとして無事に戻ってくるからだ。
きっと呪われてるなんてのは迷信なんだろう、俺と友達はそう結論付けて、放課後、山へ行く事にした。
友達も俺んちにきて、山へ入ることになった。もちろん、親には言わなかった。
まあ、結局山へ入るときもなんの異変も感じなかったんだ。多分、気分がハイだったからかもしれないが。
放課後ということもあり、日も沈みかけていたんだ。こりゃあおやつ食う暇なんてないかなーと達観してた俺と友達は無事、神社へ着いた。
でもここにきてやっと俺たちは後悔することになったんだ。神社の……、ちょうど、社の奥からなにかが覗いている気がしたんだ。
そこで俺たちは固まった。覗かれている気がしただけで、実際に覗かれているかは判らなかったんだけど……。
気分が悪くなった。友達は顔が引き攣っていた。逃げ様と思い、踵を返そうとしたら身体が全く動かなかった。
やばい、と思った。呪い殺されると思った。でも身体が動かず、頭がくらくらする。
すると、どこか遠くの場所で「ゴトン!」という音がした。金槌を地面に落としてしまったような音がしたんだ。
そこで金縛りが解け、俺はすぐさま友達の手を引っ張り逃げ出した。
途中、なんども木の根に足を掬われた。転びはしなかったが、転んだらおしまいだろうと思った。
ふと気付いた。さっきまでほのかにまだ明るかった空が闇に包まれていることに。
恐怖心は肥大し、異変に気付いた。後ろから、なにかが追ってくるように感じた。いや、追ってきていた。
がさがさと草を掻き分けるように確実に俺に近付いていた。追いつかれたら死ぬと直感した。
後ろをちら、と見たんだ。そこには見るもおぞましい、謎の黒い猿が追ってきてたんだ。目が血走っていた。
死ぬ! 死ぬ! と思いながら、なんとか山から抜ける。黒い猿も追ってこなかった。
はあ、とため息を吐いて、震える手足でなんとか家に帰った。というか家はすぐ目の前だったしな。
もしかしたらバレたか? と動揺したがべつになにも言ってこなかった。
飯を食い終え、電話が着た。俺はいまだ山での恐怖を忘れられず、母から離れなかった。
電話の内容も聞こえた。そこで唖然としたんだ。電話をかけてきたのは俺が山へ一緒に行った友達の母親からだった。
○○が家に帰ってきていない、そちらにいないか、とのこと。もうなにがなんだか判らなかった。
俺が恐怖で山を走り降りているとき、手を握っていた友達はいなかったんだ。つまりどういうことか。
友達は山で神隠しにあった。それも俺のすぐ近くで。
俺はなにも言えなかった。母が知らないかと聞いてきても知らないの返答。とんでもない嘘吐きだった、俺は。
電話は終わった。友達の母は泣いていたそうだ。罪悪感が俺を包んだ。
居間へ戻るとばあちゃんが俺を睨んできた。そして開口一番に、
「山へ行ったのか」
だった。
俺はなぜか頷いてしまった。そうせざるを得ない気がしたんだ。
すると、ばあちゃんは老体と思えない素早さで俺に飛びついてきた。
「どうして入った! あそこは呪われている! お前は憑かれた。じき取りにくるぞ!」
そうばあちゃんが言った。取りにくるとは……あの猿のことなのだろうか。俺の恐怖心はマックスだった。
「お前の友達も行ったんだろう、その友達はお前の身代わりになった」
そこで俺は気を失った。
友達が身代わりになったと聞いて、目の前が暗くなった。
呪われている山。その山と村にはひとつ、関係があった。
住んでいた村は、昔、人食いの村だったそうだ。今となってはそんなものは迷信に近いが、はっきり言うと呪われているのは村の人々のほうだった。つまり俺も。
人食い人種の汚れた血を今なお濃く引き継ぐ、この村は、神聖な神社にとって嫌われている。
どういうことか、ばあちゃんに聞いたところ、山の神社の護りが強すぎるそうだ。あんな廃れているようでも効力は健在らしい。
つまり、呪われている人々があんなところへ近付けば、良くないことが起きるのは当たり前。
だから旅行客に異変はなかった。友達は俺の代わりとなり、俺には異変が起きなかった。
結末はこうだった。最初から山など呪われていなかった。あの猿のようなものは山神かなにかかもしれない。
俺は正月やお盆でも村に戻ろうとは思わない。多分、次に行ったら本当に死ぬかもしれないから。
長文、疲れたわwww
真っ白な綺麗な毛並みの犬だった
名前はコロ
コロは町中の野良犬の大ボスで、コロの後ろには5〜9匹
多いときは14,5匹の犬がついて回ってた、それ位すごい犬だった
そんな大ボスがなぜじいさん家に居たのかは変な話で・・・
俺のじいさん教師をやってたんだが、ある日いつもの駅に通勤のため行くと
コロが居たそうだ。取り巻きなし、たった1匹で(コロは近所じゃ有名、野良軍団のボスだからねw)
で、じいさんが「どうしたコロ?このあたりはお前の縄張りじゃないだろ?」
って聞くと、コロはじいさんをじっと見つめて「クゥ〜〜ン」って甘え声を出したそうだ。
なにかおかしいなと思いつつも、じいさんは電車が来たんで仕事に行った
で、仕事終わってその駅まで帰ってきたんだけど、まだコロが居たそうだ
でじいさんまたコロに声かけたそうなんだが、そのとき何故だか分からないけど
「コロは俺の娘に会いたがってる」って思ったそうなんだよ(娘ってのは俺のかあちゃんな)
ほんとに何故かはまったく分からず、ただ今日コロに娘を会わせないといけないって強く思ったらしいw
で、家に帰って、当時高校生だった俺のかあちゃんを連れて行ったんだって
コロはかあちゃんに会うなり、飛びついてじゃれてきた
かあちゃんが「家に来る?」って言うと 「ワン!」って鳴いて、そのまま家まで着いてきた
なんかええ話やな
で、家に来た次の日、どこで召集を掛けたのか野良犬軍団もじいさんの家の庭に大集合してたそうだw
じいさんもばあさんもかあちゃんもかあちゃんの姉さんも驚いたのは、コロは家の中に入って飯とか食べるんだけど
取り巻きどもは決して家の中には入ってこないってこと、すごい統率が取れてるらしく庭には来るけど、
決して家の中には入ってこなかったそうだ。
朝になるとコロを先頭にして大名行列、街中を歩き回って夜には帰ってくる、そんな生活がしばらく続いたんだってさ
で、半年ほどその犬軍団が庭に居ついたんだけど、ある日の夜中に犬達がキュンキュン鳴いてたんだって
夜中ずっと犬がキュンキュンワンワン・・遠吠えまで、うるさくて寝られなかったらしいw
そして翌朝、コロ1匹残して、取り巻き軍団が綺麗さっぱり居なくなってた
たぶんボスの座を渡したか奪われたかしたんだろう
実際、No.2と思しき犬が翌日から軍団率いてたらしい。
コロはじいさん家にそれからも居ついた
で、嫌がるコロに着けてやった。
でもね、コロはふらふらっと昼間は出かけてるんだけど、夜になると首輪は外れてたんだって
最初は偶然外れたんだろうって思ったんだけど、何度首輪をつけても、その日の夜になると外してくる
それでもじいさん意地になって、何度も首輪を着けたんだけど、夜にな(ry
さすがにじいさんもあきらめて「まぁ今までこんなものつけずに生活してたんだもんな、すまんかったな」
ってコロに言ったら、「ワン!ワン!」って2回吠えたらしい
で、次の日に、コロはどこかで外してきた首輪を持ってきて俺のかあちゃんの前にポトっと落とした
なんとなくコロが着けて欲しそうな顔してたように見えたらしく、かあちゃんが首輪を着けてやると
その首輪は外さなかった。それからず〜〜っとその首輪は外さなかったんよ
コロは俺のいい遊び相手だったんだ、耳を引っ張ってやったり、
鼻の穴に指を突っ込んであげたり、俺が上に乗っかって走ってもらったり、オチンチン引っ張ってみたりとか
そういう乱暴なこと俺がやっても、全然コロ怒らなかったんだけど、首輪は違ったんだよ
とにかく首輪に俺が触ろうとしたら、怒るんよコロ、ウ〜〜〜!って
それ以外は絶対怒ることなんて無いのに、首輪を触ろうとすると怒る、変な犬だった
だから俺はコロの首輪には触らなかった
俺が小2の時、コロもいよいよ寿命なのかあまり動けなくなってきたんだ
その時点で恐らく20年近くは生きてたんじゃないかってじいさん言ってた
ビックリするほど長寿な犬だ
で、いよいよやばいなって日があって、みんなでお別れしとこうってことになって
みんな泣きながらコロの頭撫でてバイバイ言ったんだ
で、今でも思い出すんだけど、一人一人頭を撫でてやると、コロは動くのしんどいはずなのに
頭を起こして、一人一人をじーーっと見つめるんよ
まだ死ぬってのがどういうものか良く分からんかった俺も、その時初めて死ぬってのはこういう事なのかって
コロにじっと見つめられながら分かったんだ、泣きながら
って言ったんよ。俺もそんな気がしてた。5歳の妹もそういってた、じいさんもそうだなって、ばあさんも同じ。
だからその日は玄関開けたまま寝た。
朝起きたらコロ居なかった、動けないはずなのに居なかった
コロがいつも使ってたお皿の上に、コロの着けてた首輪が置いてあったんだ
コロのさよならの印だったんだろうね
2日後、夢見たんだ
もちろんコロの夢
しゃべったりとかそういうのは残念ながら無かったんだけど、俺の顔をペロペロ舐めて
テクテク歩いて行ってしまった。俺は夢の中でバイバイって手を振ってた
家族みんなのトコにも挨拶に行ったみたい、母ちゃんも妹も言ってた
じいさんはもともと夢見ない人なんで覚えてないってw でも多分見てたと思う
その日に亡くなったんだろうなぁ
まだ俺がガキの頃、小学校の裏に公園があってそこでよく遊んでた。
でっかいタコの遊具がありタコ公園って呼ばれてて小学生には人気の公園。
昼間はゲートボールを楽しむ老人や家族連れで賑わっていたが夜はそんな雰囲気がガラリと変わる。
なぜならそこはもともとが墓地でそれを壊して建てられた公園だからだ。
それを証明するように公園の入り口近くにはでかでかと慰霊碑が建てられており、公園の敷地の近くにもお墓がズラリと並んでいる。
中学生になった俺は夏休みのある日友達と肝だめしにこの公園にやって来た。
この公園は一周出るようにウォーキングコースがあり、そのコースを1人で歩くとゆう普通の肝だめしだ。
時間的には一周10分ほど。ちなみにウォーキングコースなのに街頭などは一つもなく携帯のライトが頼り。
怖くて走ったそうだ。バカにされながらもこれはヤバイと言う。何かがついてくると。
最初はみんなも怖がらせるために大袈裟に言ってると思ってた。
そして2人目
こいつも五分ほどで帰ってきたが明らかに様子がおかしい。
帰ってくるなり、もうやめようと言う。
聞けばこいつも何かに後を追われてる気がして走らずにはいられなかったのだと。
そして俺の番が来た。
最初は歩いていたが徐々に早足になっていた。
確実に誰かが俺の後ろにいる。
それも近すぎず遠すぎず嫌な位置に。
でも走れば引き離せる距離だなーなんて変に冷静になりながらも早足で歩く。
コースの半分を過ぎたあたりで俺は歩くのやめた。
暗くてはっきりとは見えないが前から人らしきシルエットがこっちに向かってくるのが見える。携帯のライトの明かりもだ。
俺は友達が心配して来てくれたのだと思い全力で走った。
だがそこにいたのは俺の親父で俺に会うなりすぐさま家に連れ戻された。
訳がわからなかったがとりあえずその日はめちゃくちゃ怒られたのですぐにふて寝した。
次の日友達が家に来たので話を聞くといかに自分が危険な状況にいたか理解出来た。
あの夜俺は公園内で行方不明だったそうだ。
出発したきり10分以上待っても戻ってこない俺を友達が一時間探し回ったらしい。
それでも見つからないので俺の親父を呼びに行ったんだと。
そこでおかしい事に気づく。
友達は俺が出発したコースを逆向きに探した。なぜなら追っかけるよりその方が近いからだ。
なのに俺と友達はすれ違いもしないどころかその姿さえ見ていない。
同じ公園内にいながらも別の空間にいるようにだ。
不思議な体験をしたものだと思いながらも友達には言えなかった事が二つある。
一つ目は親父はどうやって俺を助けたのか。
これに関してはおそらくたまたまだろう。見つかって運が良かったのだと思う。それくらいしか思いつかなかったのであえて言わなかった。
そして二つ目。
友達が俺の家に来た日
友達の後ろにあの夜の何かがついてきてたことを。
以上で話は終了です。文才ないので読みづらいとは思いますがありがとうございました。
ちなみに友達は2人とも今も元気です。
たまに会いますがなんともないようなので大丈夫だと思います。
でわでわ。
当時、仕事の出張でドイツに行ってて、3日間の日程を終えて帰国しようとしていた。
それまで全然遊んでなかったし、あんまり時間がなかったけど、せっかくだからケルンで観光してから帰ることにした。
大聖堂とかめちゃくち綺麗だし、特大のソーセージとか食ったりしながら最終日を楽しんでた。
観光が終わって、ケルンからフランクフルト空港にバスに乗るために、バスの待合所で空港行きのバスを待ってた時に事件が起こった。
停留所にバスが到着(20人乗りくらいの小型バス)して搭乗を待ってたら、遠くの方で見覚えのある2人組女性がこっちに手を振ってるのが見えた。
なんと実姉達だった。(俺は3人兄弟の末っ子。)
でもどうしても気になって、搭乗時間が近づいていたけど、搭乗の列から外れて探しに行った。だけど、停留所の人混みで2人を見失ってしまった。
そうこうしているうちに、発車時刻が来てそのバスは行ってしまった。
次の空港行きのバスまでは2時間後、飛行機の出発には間に合うから次のバスで行くことにした。
待ってる間も気になって、姉達と連絡を取ろうと思ったけど、当時は携帯もないから簡単に連絡も取れないし、時差もあるし、悶々とした感じでバスを待ってた。
そしたらしばらくして、バスの停留所のテレビで流れてきたニュース。
「ケルン発フランクフルト空港行きのバスが道路下の崖に転落、乗員乗客に死亡・負傷者多数」
そう、さっき乗るはずだったバスが事故ったんだよ。この事故は当時日本でも報道されてた。負傷者も救助されたけど、結局全員なくなったらしい。
帰国してから確認したけど、やっぱり姉ちゃん達はドイツに旅行なんてしてなかった。
似たような話で事故から逃れられたって話はたまに聞くよね。幽霊に助けられる的な話。
別人だとしても、なんでこっちに手を振っていてのか今でもよくわからん。
あれからしばらくの間トラウマでバスに乗れなかったよ。
以上が俺の体験した話。特にオチはなくてごめん。
「地方税回収機構」って聞いたことない?
これは文字通り、地方税を回収するため機構で、複数の地方自治体が集まって共同で税務行政するための組織なのね
主に地方税の滞納者への督促や、固定資産の調査、未申告(脱税)者の摘発等を行っている
これだけ聞くと、要は税務署の地方職員バージョンみたいだけど国税とは決定的な違いがある
それは地方税の未納滞納者を殺すことを前提に行動すること
自治体の税金未納滞納者の移管通知による自主納税額のほうが多い
要は
自治体「税金を払わないと、地方税回収機構に送りますよ」
って、未納滞納者に書面を送ると、みんなビビって自主的に納税するわけ
だから地方税回収機構は実際の税務処理能力を高めるより「見せしめ」を作ることを選ぶ
現に地方税回収機構は、自ら税務調査して脱税者を見つけ出すことがあるけど、
ターゲットに選ばれるのは十中八九、脱税していた分の税金を払えなさそうな人
三重県の自殺者数の推移
平成13年 395人
平成14年 379人 ←地方税回収機構設立
平成15年 456人
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000429341.pdf
和歌山県の自殺者数の推移
平成18年 254人
平成19年 258人 ←地方税回収機構設立
平成20年 329人
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040400/050301/documents/jisatsutaisakuhoushin.pdf
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H20/H20_jisatunogaiyou.pdf
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H21/H21_jisatunogaiyou.pdf
と、ハッキリ数字にでている
300万円
税収があがる計算
これは滞納者がビビって納付したり、未申告者も怖くなって脱税をゲロるから
未納滞納者の殺し方 自営業編
・ブランド、宝石店の場合は税務職員がうろつくだけで潰れる
(そういう店の客も税金未納者が多いため)
・税務資料として帳簿、決算書、顧客台帳等を没収し業務妨害
・客やお得意様に税務調査かけまくる
・誰からも信用されなくなり店は潰れ、自殺する
・嫌がらせで何の関係もなくても、勤め先会社に財産調査に協力させる
・とりあえず給料の4分の1は差押えておく
(裏技で銀行口座を「金融資産」と解釈し、給料全額口座ごと差押えることもある)
・職場に納付交渉の名目で突撃しまくる
・取引先にも財産調査の名目で突撃する
・クビになり、自殺する
・大抵店ごと不正を行っているので、税務職員にうろつかれた時点で夜の店はクビ
・地域に手配者を回されるため、他の店でも働けなくなる
・友人知人も同業者の場合は、まず接触を絶たれる
(税金未納者が多いため)
・親族等に仕事や未納滞納をバラし孤立させる
・何処にも行く場所がなくなり自殺する
・実は一番簡単に死ぬ
・取立てにいったら、その時は大抵破門済み
・ついでに元属していた組から、各種未申告の所得や犯罪情報を知らされる
・数年後には死んでる
・幹部は未納(未申告)はともかく滞納は絶対にしない
・幹部が滞納し、財産調査された結果、組の金庫管理手法が判明し組ごと潰れたのが工藤会
怖いのは、これがマイナンバーによる行政機関間の情報連携が始まると手のつけられなくなること
抗議しても一切無駄、法律を盾に何がなんでも滞納未納者を追い込んでいく
「差押は義務、地方税法に差押しなければならないと書いてある!差押しないほうが違法!」
「何人にも脱税を見逃したり、期限なのに差押を行わない裁量権はない!」
と、法律自体が彼らの背中を押している
まぁ色々書いたけど、要は脱税したり滞納していなけりゃ、何の問題もない
実際これで騒いでるのは民商ぐらいだし、被害(加害者であるというのが機構の主張)にあう人は大抵声もあげられない状況に陥るし、本当に死んだりする
特にオチはないけど、怖い話だと思ったので以上です
ちょっと本当に怖すぎて感想が出てこないんだけど
総務省が悲鳴上げてて年々厳しくなってるよ
税金回収出来なかったら、国が4分3負担しなきゃいけないから
本当に脱税者を殺してんのかよ
生かさず殺さずやろうに。
マイナンバーでリアルガタガタ震えてる人多いのでは?
昔個人宅へ配達の仕事をやってた。
その中で週1くらいのペースで荷物を頼む老夫婦がいた。
奥さんしか会ったことはないんだけど家に行くたびに声をかけてくれるとても気さくで優しい人だった。
ある日もまた荷物が届いた。だいたい18時以降には居るから夕方日が落ちる手前くらいに行ってみた。
ピンポンを鳴らすといつもなら「はーい!」
と奥から返事が来るのにその日はない。
まあ車はあるけど電気付いてなかったし、外食してるかなと思ってその日は配達を切り上げたんだ。
翌日その日家の前を通ったら真っ黒焦げになってた。
近所の人に話を聞いたら前日に家の中で夫婦が殺害された後放火されたらしい。
旦那さんは滅多刺しだったらしく亡くなったそうだ。
奥さんはなんとか一命を取り留めたらしい。
おそらく昨日俺が行った時、犯人は立て篭っていた。
鉢合わせしていたかもしれないと思ったと同時に、なんであんな優しい人がと思うと胸が詰まる。
「マネキンか、こんなもんも持ってたっけな、はやく片付けなきゃな」
とかわけのわからないこと考えながら目を閉じてから、
「いや、マネキンなんか持ってるわけないじゃん。そもそもあんなどす黒い肌のマネキンがあるのか? いまのマネキンか?」
と、ガクブルしながら体感30分くらいして、ようやく目を開けたらなにもなかった。
オチとかはない
私は東京都の西の方にある、ロフト付きのアパートを借りていました。
私は特に何かを感じるとか、そういったモノは無く、また学生だったこともあって
日々呑気に生活をしていました。
私の眠る場所はロフトに布団を敷いて、だらだら寝るといったスタイルだったのですが
一年目の冬頃から、おかしな音が聞こえるようになりました。
睡眠場所のロフトには、枕がある方向に、小さな押入れがありました。
その押入れの中から、夜眠るときになると、
爪でかりかりとひっかいたり
中でごそごそと動くような気配があったり
何かを『ゴン!』とぶつけるような音が、毎夜聞こえるのです。
ですが、毎夜のことなので、いい加減私も頭に来てしまいまして、
いつものように、カリカリカリ……と鳴りはじめたのを確認した後
徐に押入れをガラッと引き開けて、
「毎晩うるっせえぞ、ゴルァ!!」
と叫んだあと、押入れに身をかがめた状態で蹴りを入れて眠りました。
音のする頻度はかなり少なくなったような気がしました。
と、ここまでが前置きなのです。
ようになりました。
料理も上手でしたので、私はとても幸せだなぁと、その時は考えていました。
ところがある日、テレビ(内容は何だったか覚えていませんが)を見ながら、
私と彼女で夜ご飯を食べている時、異変は起こりました。
それまで、お互い「美味しい美味しい」とか他愛もない話題をしていたのですが、
突然、彼女が箸を落とし、それまで女の子座りだった姿勢を、急に正座に直して
床のほうに俯いて、微動だにしなくなったのを覚えています。
私は当初、舌でも噛んだか、気分が悪くなったのかと思い、
「おーい、大丈夫?」的な軽い様子見の言葉かけをしました。
しかし、彼女は私の声が聞こえていないのか、まったく反応しなかったのです。
具合が悪いのだと勝手に判断して、彼女の肩を軽く揺すってみました。
すると、水面から「プハッ」と顔を上げて、息が出来るようになった――と言えば
なんとなく様子が伝わるでしょうか?
「助かった……マジでやばかった……ありがとうね」
と、なぜかお礼を言われる始末。私はまったくイミフでした。
「上の押入れから、ヤバイのが出てきて、私の耳元でずぅーっと囁いてた」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「私の男に触るな」
と言ったような内容だったと思います。詳細はうろ覚えなので何とも言えませんが、
兎に角、彼女が言うには、この部屋には『私』を気に入っている『ヤバイ女の霊』が
棲みついているようです。
私は霊感なんて持ち合わせていませんし、彼女の言っていることも、眉唾ものだと
その時は思っていました。
しかし、私の常識を覆すような、恐ろしい事態が二件発生したのです。
「置くだけでもいいからやりなさい!」と怒られて、押入れの中に盛り塩を作っておきました。
めんどくさいが半分、彼女の精神が落ち着くならいいやというのが半分でした。
冬なので、寒い寒い言いながら、盛り塩を押入れに設置して次の日の事です。
押入れを開けたら、盛り塩が『べちゃべちゃに溶けている』状態でした。
水か何かをぶっかけたように、どろっとしていて、緑色? の良く分からない
粉のようなものがついていたのを覚えています。
この時ばかりは流石にびびりました。
とりあえず、押入れに蹴りを入れるのはもうやめようと心に誓った程度です。
二つ目
私はとあるご縁で、特別養護老人ホームのお手伝いをする時がありました。
多くの利用者さんが認知症を患っていますので、気の抜けない場所と身構えていましたが、
意外に話が通じる、優しい利用者さんが多くて、肩を撫で下ろしました。
ですが、その中でも数名の利用者さんに、まったく同じことを言われ、泣きそうになったことがあります。
「○○さん、今日もお子さんを連れてきていらっしゃるのねぇ」
「ぇ、いえ、私は未婚ですし、子どもなんて居ないじゃないですか」
「いえ、ほら、あなたの袖を握ってる、赤い服の女の子のことよぉ」
上記のやりとりは鮮烈に覚えています。
多分、利用者さん五名くらいに同じこと言われました。
続きます。
その物件には三年ほど住んでいたのですが、基本的には私はノーダメージ。
彼女は「絶対にロフトには上がらない」との一点張り。
そうこうしているうちに、就職先が決まり、新たに引っ越しをしました。
引っ越し祝いで、少し豪勢な夕食をしていた時、彼女がポツリと呟きました、
「本当、あの家やばかった。ここに越してきて助かったよ〜」と。
私はかねてから聞いてみたかったので、実際あのアパートはどれくらいのヤバさなんだと訊ねてみました。
彼女曰く
「十段階評価で九 もちろんヤバイって意味で。なんの怪我もしなかったのが奇跡レベル」
だそうです。
特に何があったとか、起きていたとか聞き及んでいませんが、どうにも場所が悪いとか云々言っていた気がします。
しかし、そんな場所で何故私が無事だったのか疑問に思ったので、理由を訊ねてみました。
彼女曰く、なんでも私には悪霊も目を逸らすレベルの守護霊がついているそうです。
正直に言って、なんじゃそりゃ? な話ですし、怪奇現象の解決には至っていません。
西東京で、他の部屋と比較して二万円くらい家賃が違う角部屋を見つけたら、一応のご用心を。
というところで、お話を終わらせて頂きます。
お目汚し失礼いたしました。
あらかじめ言っておくけど多分怖い話じゃなくて不思議な話だと思う。
あと酒飲みながらの昔話だから誤字脱字があれば気にしないでほしい。
当時俺が通っていた学校は少し小さな田舎の学校だった。
もちろん毎日ダラダラと遊びながら過ごしていたのだが、5年生の夏になるとイベントがあるのだ。
自然体験学習という田舎ならではのものだ。他の学校でもやるのかは比較したことがないから分からないが、とにかく子供心ながら楽しみだった。
どんなイベントかというと2泊3日で山の中のコテージに泊まるイベントで、魚が逃げないよう網で囲った川に放たれた魚を素手で捕まえて石に叩きつけ串に刺して焼くとかそんな事をしてた記憶がある。
トイレにムカデや蛇が大量発生していたのは今でもトラウマだ。
そんなイベントの2日目の夜、ちょっとした肝試しをやる事になった。
小学生ということもあってか4人1組の班で懐中電灯片手にルートを回るという簡単なもので、なにせ4人もいるため怖いという気持ちはなかった。
一番前の奴が懐中電灯を持って歩いて行った。
地図を片手に進んでいったが、恥ずかしながら俺は極度の方向音痴で前の奴が進む方向に金魚のフンのごとくついて行くだけだった。
そうして歩いていたのだが、いつからだろうか。
前の奴が懐中電灯を点けなくなっていた。
山の中だと暗くて目の前にいるはずの友人の姿すらハッキリとは見えなかった。
とは言ったものの、俺は方向音痴だ。ついて行くほかに選択肢はない。
そのままボロボロになった木の階段を登っていった。手を伸ばせば前方に手がついたから、おそらく角度にして45度前後はあったかも知れない。
もちろん違和感はあった。
いくら小学生でも、草むらや急な階段を進んで行けば嫌でも気づくはずだ。
「道本当にここであってる?」
何一つ返答はない。
いくら話しかけても全く答えてはくれなかった。
俺もいい加減一方的に話すのには飽きてきたので、ただひたすらに前にいる暗さで姿も見えない奴の後ろをついて行くだけになった。
そしてそのまま問題なくゴール地点に到着した。
脅かす役であったはずの先生とは誰1人として遭遇しないまま。
「お前今までどこ行ってたんだよ!」
その時は意味がわからないまま怒られた。
面白みには欠けるが、到着時ほかのメンバーとは別にゴール地点に到着していた。
言わずもがな、俺1人が迷子になっていた形だ。
それから数日後に調べるとそのルート、それどころかその山には俺が必死になって登った急な階段は存在しなかった。
俺1人がはぐれていたのだから、当然前にいた人物が誰だったのかも結局分からないままだ。
俺が物心ついた頃には、その家にはもう人が住んでいなかった。
新しく入居者がやって来ることはついぞなかったが、
それも当たり前のことで、と言うのもそこは酷いボロ屋なのだった。
壁も屋根も黒ずんだトタンでできた平屋建てで、
窓はと言えば残らずひび割れていた。
戦後の物のない時代の町並みを写した白黒写真から
抜け出てきたような、そんな家だった。
俺がその家の前でおかしな体験をしたのは、ある雨の夜のことだ。
中学生だった俺は傘を手に家路を急いでいた。
問題の家はちょうど俺の通り道にあった。
廃屋のまま放っておかれている割に立地は悪くなくて、
車通りの多い交差点の前に建っている。
その交差点で赤信号に足止めを食らった俺は、
廃屋でものすごい音が鳴っているのに気がついた。
見ると雨に打たれたトタンが、爆弾が爆発したみたく大きな音をたてている。
ただでさえ雨に濡れて不快な思いをしていた俺は、
騒音にイライラしながら信号が替わるのを待っていた。
前を通る車の音や雨音に混じって、低い男の声が聞こえるようだ。
それだけではない。ひどく一本調子だが、その声には節がついていた。
俺にはそれがすぐそばで誰か歌っているらしいように思えた。
一体どこから聞こえてくるのだろう? 周囲に人気はなかった。
それにこの雨音に負けないくらいだから、
かなり近くで大きな声を出しているに違いない。
俺は廃屋の方を振り返った。
するといきなり開けひろげになった窓が目についたので、
すぐにまた道路の方へ向き直った。
見てはいけないものを見てしまったように思ったからだ。
確かに歌声は不気味だったが、それもこの場から逃げ出すほどではない、
なるべく廃屋のことを考えないようにしてじっとしていれば、
すぐにでも信号が青になるはずだ。
そう自分に言い聞かせていた。
俺は小走りになって、追いたてられるように横断歩道を渡った。
ちょうど半分あたりまで来たとき、廃屋の方から
一際大きなドン!という音が立て続けに聞こえた。
ドン!ドンドンドン!
とてもじゃないがその音は屋根に雨粒の当たる音とは思えない。
まるで誰かが家の中にいて、力の限り壁を叩いているような、鈍い音だった。
横断歩道を渡りきった俺は一度だけ廃屋を振り返ったが、
中で何が起きているかはわからなかった。
翌日から俺がしたことは、この体験を仲の良い友達に言い触らして回ることだった。
その際俺は友人から、以前から廃屋が『出る』
場所とされていることを初めて聞かされた。
ある人には廃屋には十数年前まで老人が一人で住んでいたが、
ある日突然その姿が見えなくなったと言われたし、
また別の人には若い女がそこで首を吊ったとも言われた。
中でも一番強烈だったのは、その昔廃屋に精神を病んだ男が住んでいたが、
ある時その男が家に人を拐っては殺していたことが発覚した、
というものだった。
捕まった男は今も服役中であり、
そのために空き家が壊されることはないのだという。
もっとも、俺はどの話も頭から信じ込むことはなかったけれど。
という話がいくつか聞かれるようになった。
いずれの場合も目的は肝試しだったのにも関わらず、
これといって不思議な事は起こらなかったらしい。
どうやら歌声がしたのも、俺の聞いた一回きりのようだった。
数ヶ月もすると、同級生の皆が廃屋に抱いていた『出る』というイメージはすっかり払拭されてしまった。
近所の不良が夜中廃屋にたむろするようにすらなったとのことだった。
ある小雨の降る夜のこと、何気なく廃屋の前を通りかかると、
そこに救急車と数台のパトカーが停まっているのを見かけた。
そばには制服を着た4,5人の中学生が、傘も差さずに立ち尽くしている。
コツ……コツ……
廃屋のトタン屋根が、雨の雫を受けて静かに音を立てている。
あの夜と同じだ。そう思ったそのとき、廃屋から一台の担架が運び出されてきた。
乗せられたシーツが人の形に盛り上がっているのが見えたが、遠目には何だかよくわからなかった。
翌朝は全校朝会が開かれた。
見たこともないほど険しい面持ちをした体育の先生の口から、
それまで廃屋だとばかり思われていたその家が、
実はれっきとした人の持ち家であるということが語られた。
今後は二度と廃屋に立ち入ってはならない、という話で集会は締め括られた。
死んだ生徒のことには一言も触れられなかった。
そしてその中で、昨晩から誰にも姿を見せていないのは誰か――
満足の行く答えは誰からも返ってこなかったが、
昨晩の一件の真相はすぐに俺の知るところとなった。
というのも、他のクラスにいた不良の一人が、学校中に触れ回っていたからだ。
曰く、自分達が廃屋の奥へと延びる廊下の前にいると、
そこから『見知らぬ男の死体を、小さな子供が引きずってきた』という。
喪女仲間のN子は、それまで化粧やおしゃれに興味がなく、常にスッピンで髪も染めず腰あたりまで伸ばし放題で、服も黒系統の地味な服を着てくることが多かった。
そんなN子が突然化粧ばっちりして来て服やアクセサリーも派手な感じで、髪もばっさり切って明るいショートにしておまけにパーマもあててくるという大変身を遂げ、周囲の友人はみんな驚いていた。
私も、つけまつ毛バシバシで胸ぐりが開いたキャミ&ショーパンといった、おしゃれというよりはケバくなったN子を見て、はじめはN子だと分からずドン引いた。
当然、私を含めた友人みんながどうしていきなりおしゃれ?に目覚めたのかN子に聞いたが、N子はいつもお茶を濁していた。
元々N子はおとなしい性格で友人たちも似たような性格の子が多かったため、次第にN子は周囲から敬遠されて孤立していったが、それでもケバファッションをやめなかった。
その後しばらくしてN子が学校に来なくなり、「悪い恋人ができて駆け落ちした」「お水なバイトをはじめた」「借金ができて夜逃げした」などという嫌な噂が広まったが、N子が退学してからはその噂もすぐに消えた。
それから数年後、とある縁があって私はN子と再会し、一緒に私の家で飲むことになった。
相変わらずN子はケバファッションのままで更に整形もしたようで顔も少し変わっており、もう過去のN子の面影はほとんどなかったように思う。
私は、どうしてそんなイメチェンをしたのか尋ねてみた。
N子ははじめは誤魔化していたが、「Rさん(私)には話した方がいいと思うから。」と、酒を飲みながらぼつぼつとイメチェンの真相を話してくれた。
ある日の深夜、バイトを終えて自宅に向かっていたN子は、帰路の途中にある小さな山で奇妙な人と遭遇した。
それは白い着物のような服をきた中年の男性で、片方の手には人形のようなもの、もう片方には金槌を握って山中の歩道をうろついていたそうだ。
白い着物の男はN子に気付くとこちらに向かって走りだしたので、N子は必死に自転車をこいで逃げた。
その時のN子は、あの男はおかしな恰好をした不審者か、病院かどこからから逃げ出した人だと思っていたらしい(白い着物は病院着っぽくも見えたので)。
しばらく息をついてから再出発しようとすると、前方数十メートル先に人がいた。
あの男だった。男は舗装された歩道ではなく、獣道を通ってN子を先回りしていたようだった。
N子は必死に来た道を引き返して逃げ、その日はバイト先近くの満喫で一夜を過ごした。
あの男は所謂『丑の刻参り』をやっており、N子はそれを目撃してしまったらしい。
丑の刻参りは、他人に見られると自分に呪いが返ってくるらしく、もし見られた場合は、見たものを殺すしかないそうだ。
自分の顔が男に覚えられていることを恐れたN子は、満喫近辺の美容院が開いてすぐに駆け込み、ヘアースタイルとメイクをしてもらった。
服も手近にあった店で出来るだけ真逆の印象になるものを購入し、鞄も買い換え、自転車は捨てた。
それからというものN子は男が自分を殺しにくることを恐れて、当時の『N子』とは真逆の姿をし続けていると言うのだ。
その話を大真面目にするN子を、酒の入っていた私は笑い飛ばした。
どう見ても被害妄想乙で、心配症にしてもやりすぎだと。
そう言う私の顔を見つめて、N子は申し訳なさそうに言葉をつづけた。
「あの男は今でもあの町に居て、私のことを探している。Rさんは気を付けた方がいい。当時の私と少し似ているから。」